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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第2章 きいろい花

『ふふふ・・・手伝ってくれる子いるの?』




『・・・何が?』





・・・つぅか寝かせろよ(苦笑)

俺は休憩中だぞ?!






『私手伝ってあげようか??』




『・・・』








だからさ・・・ホント




よけーなオセワ(笑)






なんなんだ?コイツ








『8月30日までなら受付OKだょ(笑)』




『・・・ナニソレ?』








『だって…誰だって夏休み最終日くらい
ゆっくり過ごしたいじゃない?

ケイゴくんバイトみっちり入ってるし
宿題に追われて夏休み終わったら
なんか可哀想じゃない』








・・・ニッコリ






なんだよ・・・その満面満点みたいな笑みは








変な・・・ヤツ







『あそ・・・』




『ふふっ・・・必要なら言ってね♪

あたし夏期講習も終わったし

都合はつけられるから♪』






『・・・』





どんだけだよ…このガリ勉










『・・・なんかさ、ハヅキ…サン』





『・・・〃カンナ〃でいいよ♪』






『・・・。なんか…お前

その辺の大人より、やたら忙しいのな』







『ふふっ・・・なにそれ?(笑)

ケイゴくんてたまにおもしろいね♪』







『・・・』




ぜんっっぜんオモシロ要素ないと思うの

オレだけ?








『あ、ほらほら?休憩終わるよ?!

ハイ!コレ!!』






『・・・』






そう言ってカンナは

また・・・お弁当のおにぎりをひとつ

俺に差し出してきた





食べきれなくて残した



・・・って言うより




寝ていた俺に

わざわざ・・・〃とっておいた〃みたいな







『・・・。・・・サンキュウ』






『冷たいのばっか食べたら
バテてちゃうよ♪

スタミナスタミナ!
やせっぽちなんだからもぉ~~』






『・・・』








ホント・・・うるさいヤツ

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