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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

それは…オレが

まばゆい程に儚い…一瞬の青春(とき)に




そこに現れた


まぶしくて美しかった


その女性(ひと)に



あまりに純粋で美しい

その心や生きざまに



女性の理想像を

抱きすぎていたのかもしれない





健気に…純粋に…汚れなく



そんな人間…世の中には…


いないことの方が多い





その人と、また別のその人を

比べるなんて、いらないことであって



それはそれ・・・なのに


そんなつもりなんか

ちっともなくて





わかっているのに


オレが…恐ろしいまでに無意識に




その∥純粋なもの∥が

忘れられずに

心の奥底に根付いているのだろうか




∥その人∥の像に

あまりに…勝手に





女の人の…理想を

描いてしまってたのだろうか




まっすぐで

気高くて



残酷なまでに儚く

純粋すぎた・・・その人の記憶に

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