テキストサイズ

Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第18章 弟の・・・覚悟

『・・・もしもし、お久しぶりです』




ボクは合間を見つけては

先輩や同期、知り合いのドクターに

手当たり次第に連絡を取り始めた




そして、一番に頼ったのは





『ご無沙汰してます・・・∥浅田先生∥』





ボクが、医師としての道に立った

その時からずっと

憧れにも似た尊敬を抱き

そして…頼りにしていた浅田先生だ 。




あの時、浅田先生は

病院を辞めてしまったけど


休職と言う名目だろうか…

研究に回ろうとした、とか

その疲れきった心を休ませる

…つもりだったはずが



出した答えは…やっぱり現場主義



色んな機関で経験を重ねて

今は開業して脳外科医をやっている





浅田先生みたいな医者が

医者でなくなるのは

どうしても納得がいかなかった



そんな思いがずっと付きまとってたボクは



本当に嬉しかったんだ。






『滝川~…久しぶり♪立派になったなぁ』




連絡をしたボクの相談を快く受けてくれて

ボクは浅田先生の元を訪れた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ