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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第18章 弟の・・・覚悟

『・・・』


アイルちゃんは少し考え込んで

そして、いつの間にか泣き止んでいた




『クスクス・・・ちょっとはスッキリした?♪』





『・・・ぅ…ん。・・・はい』


とっても素直なその答えが帰って来て

ボクは内心、胸を撫で下ろした。





『クスクス・・・それじゃ

焦らずに…元気になれるように

頑張っていこうね♪』




『はい・・・』




『あまり興奮するといけないから

少し休もうね?・・・脚、痛くない?』





『す・・・少し・・・痛いです』





『(笑)・・・やっぱり

~そう、そうやって…なんでも言ってね』





ボクは彼女を寝かせようと

ベッドに手をかける





『・・・ぁの・・・先生?』






『♪・・・ん~?』









『ありがとう・・・』







『・・・』



アイルちゃんは…ボクを見上げて

ニコリと笑っていた



幼さの抜けきらないような顔



・・・それは、そんな印象を与える

三つ編みのせいか



なんとも表現し難いんだけど



なんとも言えない

幼い…無邪気な顔をして

ニッコリと笑っていた

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