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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第18章 弟の・・・覚悟

あの状況で…よくも・・・(笑)


呆れとも感心とも言えるような

含み笑いがボクからもれる




『・・・』




じーーーーー・・・



っと



リョウキが針糸を手にしたボクを

見上げていた




『(笑)・・・リョーキ?

兄ちゃん♪そんなにイイオトコかっ?』





『・・・て…めぇは・・・

ちゃ…ちゃんと縫えんのかって

思っただけだよ・・・っ』






『減らず口が・・・♪

全身麻酔に切り換えるか??(笑)』





『・・・~…』




『あんまり騒ぐと・・・

【アイルLOVE】って

ダッサイ、タトゥー風に縫うぞ(笑)』






『・・・そんなこと出来んのか???』






『・・・いや、検討するなょオマエ(笑)』






こんな天然だったか?コイツ(笑)





『・・・』




ツンツン・・・チクチク




『これ・・・感覚ある?・・・感じるか?』





『・・・いや』






『よし・・・オーケー。

・・・ほら、向こうむけよ

目…閉じてろ。すぐ終わるから・・・』





・・・


・・・・・


・・・


・・・・・・




チョキン・・・




『よし・・・おわり

あ、~あとはよろしく?』




「はい」




擦り傷や細かい傷の手当てを

看護師に頼んでボクは

アイルちゃんの様子を見に急いだ





『・・・ぁ…兄貴』




『様子見てくるから・・・

麻酔効いたままうろちょろするなよ?

少し休んでから出てこい』






『・・・うん』

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