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「受けた衝撃のわりに無傷だよ～…この子

ちょっとショック受けたのかな

まだ起きないけどね♪…じきに気が付くでしょ」




『・・・良かった。～すみません

長田先生、ありがとうございました』





気絶したままのアイルちゃんが

病室に戻ると

リョウキは既に、ソワソワと

落ち着かない様子で待っていた




・・・まったく(笑)






『アイル・・・？・・・』




『気…失ってるだけだ

どこも打ってないし、大丈夫』




『・・・良かっ…た』







『・・・兄貴？・・・

今日は…付き添って良い？』




『・・・～』




『アイルが・・・目、覚めたら帰るから』




『・・・♪』



ダメ、と言っても

離れそうにないじゃないか(笑)



ベッドの脇に膝をついてリョウキはしっかりと

アイルちゃんの手を握ってはなさずに

ひたすら彼女を見つめていた