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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第19章 僕の・・・歩む道

『クス・・・なにやってんのリョウキ?♪

妹チャン…待たせてるんじゃないの?』





『・・・うん』





『早く行けよ・・・♪

それからお前…精密検査・・』




『・・・うん。

あぁ、ちゃんと連れて来るよ

来月だったよな?』





『クスクス・・・彼女じゃなくて

∥お前∥の・・・だよ?』





『・・・?』



ボクは、すっかりくっついて

名誉の負傷となっているリョウキの

オデコの傷を指して聞いた




『一応、精密検査はしろって言ったろ?

ちゃんとやったのか?♪』





『・・・いや』





『(笑)・・・』





『・・・大丈夫だよ、オレ』




『それにしてもお前~・・・

ホント、犬並みの回復力だからな♪』




『よく・・・言われるよ(苦笑)~』







『それでも・・・一応、調べとけ?

この先…彼女と・・・またその先に

∥家族∥が増える日も来るんじゃない?』





『ぇ・・・?』


リョウキの顔が少し

熱をもったのがわかる





『そうなった時・・・またその先々に

万が一でも、お前の身に

何か起こってみろよ・・・?』





『・・・??』





『もしそうなった時に・・・誰が

お前の・・・【嫁・子ども】を守るんだ?』





『・・・~…・・・』




『クス・・・わかったな?♪』





『・・・ぅ・・・うん』






『・・・詰めの甘いヤツめ♪

無鉄砲に無茶だけはするなよ?…♪~』





『ふっ・・・

∥腕の良い先生∥の忠告は

ちゃんと聞くことにするぜ・・・♪』




しばらく沈黙したのち



リョウキはニヤリと笑って

力強く…親指を立てて

ボクにVサインを送る

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