無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『 お母さんが不安になると

赤ちゃんもお母さんを心配して

不安になっちゃうんだよ♪』





『・・・～』





『ふふふ・・・だから♪

頑張り過ぎないで、たまには

体も…心も、ゆっくり休めたらどうかな？』





アイルちゃんはキョトンとして

涙を拭いながら微笑んだ




『・・・ふふ・・・はぃ

ぁの、おにいさん？…これは？？』





『・・・∥ムコウ∥誰もいないから

少しは休めるんじゃない？♪

好きなだけ使って良いよ』





ボクは実家の増築部分を指して

その入り口のカギを渡す





『ぇ・・・で、でも・・・』





『里帰り出産もしないで

頑張ってきたんだから、ここいらで

少しは休めって言うサインじゃない？』





『・・・～』





『・・・ついでに言っておくと

キミのダンナからも？そういう風に

頼まれてるんだけどね・・・♪』





『・・・えっ？』




ボクはリョウキから来た

∥お助けメール∥の画面を

チラリと彼女に見せた





『・・・っ・・・ゎ…私

電話してきます・・・』




顔を赤くして

アイルちゃんは今度こそ走り出す





『ぁ、でも…リョウキ忙しいょね・・・

あぁ～…あんな言い方しちゃったし

怒られるかなぁ？・・・～あぁ、もういい

怒られたら謝るもん・・・！！』






『・・・(笑)』