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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第20章 あの夏の・・・約束

太陽・・・



それは、笑顔に加えて





『ソラ・・・そのお花どうしたの?』




『ほいくえんでもらった

ママにあげるの・・・♪』





女の子は後ろ手に隠していた

小さな花束を得意げに見せていた




小さな・・・∥ひまわりの花束∥





そして…太陽みたいなひまわりは

女の子の頭にも・・・






『ありがとう、ソラ~・・・わぁキレイ♪

あれ…ソラ?…髪の毛のゴム・・・??』





女の子のツインテールにも

ちょこんと…ひまわりの飾りが2つ

キレイにくっついてた




『・・・』





〃『ぁ・・・ヤバイ』〃


(笑)


っていう表情と共に

何故か女の子は

サササっと後ろに下がって





頭についてる2つのひまわりを

いないないばぁ(笑)でもするように

もみじみたいな両手で隠した





そのワケは?








『ハァハァ・・・碧空(ソラ)~~っ…??!

おーい、病院は走ったらダメって言ったろ~』






後ろから遅れてやってくる

スーツ姿の男性



患者の夫であり、女の子の父親であろう





女の子の『ぁ、ヤバイ(汗)』の意味が

ボクにもなんとなく・・・わかる気がする

(笑)





『あれれ~?ソラ~?(笑)

今朝は…確か~・・・

ピンクのお花つけてなかったかなぁ?』




ちょっと意地悪気に聞く母親





『・・・~』

トコトコトコっ




女の子は父親の後ろに

さっさと隠れた(笑)

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