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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第20章 あの夏の・・・約束

『ぁ・・・あの、それで

・・・、先生には本当に

お世話になりました・・・』






『ふふふ・・・~そんなことないよ』





『・・・先生のおかげなんです

やってみよう…って決心ついたの』






『・・・わざわざそのために?♪』




良くはわからないけどさ

なんて律儀な子だろうね♪




『せ・・・先生・・・それで、あの』




『うん♪?…』





『嬉しいけど・・・やっぱり

不安だったりとか・・・最近ずっと』




大変な事をわかっていて

その決断をするって…すごいことだよ



ボクは…素直にそう思った。





『クス・・・すごい勇気がいる

そんな決断だと思うけどな

すごいじゃんキミ・・・尊敬するよ♪』





『・・・。

先生に・・・そんなこと言われると

調子狂っちゃうんですけど・・・』





『・・・♪~そう?』




『でも・・・私、ずっと

先生みたいな人になりたかったんです』





『・・・?(笑)』




『先生みたいに・・・みんなに優しくて

緊張してる場を安心させてくれる

そんな人に…私は憧れてました』





おやおや、ブッチ~

一体全体どうしちゃったのかな?♪


でも・・・




『クス・・・ボクがどうかはわからないけど♪

キミにはキミにしかない良さがあるでしょ?』





『・・・ぇ?』





『ボクにキミのように真面目な

しっかり者になれ!って言っても

絶対無理だもん・・・♪』





『・・・~~』





『個々の力なんて限界があるんだし

キミの苦手は他の誰かが

他の誰かの苦手はキミがカバーする

そうやって…成り立つものじゃないの?♪』





『・・・先生』




『キミに感謝してる人も

キミを尊敬してる人も

キミが思うより大勢いると思うよ』







『・・・そんな、こと・・・私なんか』




『・・・(笑)』



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