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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第20章 あの夏の・・・約束

人は・・・いずれ人生に幕をおろす。




人間も…動物も

誰もがその命の終わりを迎える。





だけど、それをどう生きるか・・・



その人生を・・・どんなものにするか




それはひとつの…生きる意味であると


今の僕は思う。





彼女は・・・



環菜は・・・僕に



沢山のことを教えてくれた。




沢山のものを遺してくれた。




たった19年の生涯の中で


数えきれないものをくれたんだ。




ひとつに、僕の人生は



彼女に出逢う前のそれとは

まったく別の・・・



誰も想像しなかったであろう人生へと


変化を遂げた。




何をどう振り返ったって


オレにはそんなこと出来やしないよ・・・




何度思ったって、そう思う



そして・・・今となっては

余計にそう思う。




今の僕の人生・・・




僕の今があるのは



誰でもない



彼女がいたからだと・・・思うんだ。

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