
ねぇもう嫌・・・
第12章 検査結果
「…なちゃん、陽菜ちゃん。」
肩に軽い衝撃を受けているのに気づき、はっと目が覚めた。
「っ…」
目を開けると、先生の奥にいる柊先生とバッチリ目が合ってしまった。
『少しは休めたか?』
柊先生が私を見下ろす。
「もうすぐお昼だよ。陽菜ちゃん、疲れちゃったか。」
先生は私を慰めてくれた。
『昼前に君を診て休憩に入りたいんだ。』
「最後に柊からお話聞いて終わろっか。」
「…うん。」
私が頷くと、先生が私の鞄を手に取ってくれた。
柊先生は"先に行く"と言って診察室に戻って行った。
