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ねぇもう嫌・・・

第14章 先生と



検査が終了した。


「目、開けてごらん」


先生の声がしてゆっくりと開けてみる。


白い天井が眩しくて眉間にシワが寄ったけど、すぐに慣れてぱっちりと目が開いた。


私は先生の方に顔を向けた。


「頑張ったね。」


「うん。」


小さな声で答えた。


先生が私の目を見て慰めてくれた。


先生は少し不安そうな顔だった。


私が知らないところで、この検査によって判明する何かを懸念していたんだろうか。


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