
ねぇもう嫌・・・
第15章 エコー
翌朝。
ピンポーン
朝早すぎる来客に慌てて玄関に向かった。
「おはよう。昨日はよく寝れた?」
後ろから太陽の光を浴びている先生は、出会った当初のように優しい笑顔を浮かべていた。
「柊病院に行ったみたいだから、僕達も向かおっか。」
「ぅん……っ」
緊張で呼吸がしづらい…
「…早く外したいでしょ?もう行こっか?」
「うん……っ」
「うんっ。」
先生はクスッと笑った。
まるで私の心の中を見透かされてるみたい…
先生の仕草に発情した自分が悔しい…
昨日の夜のことなのに、未だに体が熱くて、
ずっとドキドキしてる。
このまま柊先生のところに行くのかな…
