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ねぇもう嫌・・・

第16章 出会いは必然か



「体育の授業で手をやっちゃったわけね…」




「…」




やっぱり病院はドキドキする。




「レントゲン見てると…少し気になる所があるんだよね」




「っ…」




怖くて、胸が高鳴って、指先を静かにぎゅっと握った。




やっぱり打ち所が悪かったんだ…




「なにか心当たりある?」




「っ…ぃ、いや……」




咄嗟に返事をしてしまった。




嘘ついちゃった…




嘘つきは…私だ…っ




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