
ねぇもう嫌・・・
第17章 3人目の先生
『ん〜…とにかく、ひなちゃんは小さい頃本当に頑張ったんだよ。こんなに大きくなって…、凄いよ〜ひなちゃんは。』
佐藤先生が白い歯を見せて笑った。
「…っ」
そんな記憶も無いのに、誉められる事じゃないのに、なんだか照れくさかった。
「あの時は大変でしたからね〜」
4番室の先生も ははっ って軽く笑った。
よくわかんないけど、何となく知らない方がいい気がした。
『コレがレントゲンね……』
さっきまで緩かった佐藤先生が、突然顔色を変えた。
『なんかさ…おかしいとこない?』
「っ…」
