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ねぇもう嫌・・・

第19章 レントゲン



「肩幅くらいに足開ける〜?」




「っ…」




顔をまた背けて、足もまた両膝を固くくっつけて閉じた。




「足、開くよ?」




「っ……」




足に人肌が触れて、くすぐったさが一気に募る。




「撮りまーす」




レントゲン独特のシャッター音が響いたあと、暫く沈黙が続いた。




「ひなちゃん、もう少しそのままでいてね」




「っ…」




微妙に冷たい空気が流れてきて、不意に全身鳥肌が立った。




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