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ねぇもう嫌・・・

第21章 検査④



まだ寝起きで、意識も少し朦朧としていたせいで医師たちの会話に耳を傾ける余裕がなかった。




自分の手とピンクのタオルをじっと見つめながら、ほんの少しの羞恥を握り締める。




それから暫くすると、




「…」




「…」




「そこは僕が泉谷(イズミヤ)先生に後で確認してもらいます。」




神木先生と、




「わかりました。では、よろしくお願いします。」




如月先生の会話が終わり、




「じゃあー…ひなちゃん。




お大事にね、ありがとう。」




機械はカートのように動くらしく、それを持って病室を出ていった。




「…」




小さなため息を一つ。




沈んだ気持ちの持ち上げ方がわかんない。




あと何日病院にいるんだろ…。




神木先生が言ったみたいに、寝れば忘れられるんだ。




届けられた昼食を食べると、私はまた深い眠りに落ちた。




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