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ねぇもう嫌・・・

第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…



タッタッタッタッ




「っ」




誰?




顔を上げて確認するのはちょっと怖い。




ふと唾を飲んだ。




『やっぱりここか。




…逃げてないで、さっさとやるよ。』




「…っ」




柊先生が私に向かって手を伸ばしてきた。




"怖くないよ"




そう柊先生の声。




視界に入る大きな手。




その手を掴もうか掴むまいか…




『…戻るだけ戻ろう?』




柊先生が無理やり私の手を掴んだ。




そのまま引っ張られて立ち上がり、並んで歩く。




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