
ねぇもう嫌・・・
第6章 多目的室
すると先生は、私の足を大きく開き左右に下ろした。
完全にM字開脚状態だ。
「じゃあ陽菜ちゃん、管持って」
看護師は私に管を渡しながら言った。
その管を私が掴むと、先生が私の管を掴んだ手を掴んだ。
「陽菜ちゃん、自分のココ、ちゃんと見て。」
先生は私の顔を見て言った。
先生に顔を見られると、全てが嫌になった。
ならいっそ、投げ出してしまえばいい。
明らかな自暴自棄。
が、それを、この人達は、素直な子、とでも印象づけるのだろうか。
私の気持ちは一体、いつ誰に届くのだろう。
先生はずっと厳しい目をしている。
私は羞恥心が勝ることながら、目線を下に落とした。
