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ねぇもう嫌・・・

第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…



「…はぁ」



何もすることがない。



「暇すぎるー…」



いつ連れ出されるか分からないし…


もう恐怖しかない…。




窓の外では、相変わらずきゃぴきゃぴと子供の明るい声が響いてる。



白い布団をもぞもぞと動かして、不意に立ち上がる。

窓際に立ち寄って下を覗く。















「あれ、暁くん…?」





あのベンチで、男の子と一緒に笑ってる。




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