
ねぇもう嫌・・・
第23章 夢のようで 涙はきっと現実
『一応言うけど、明日泌尿器科ね。多分佐藤かな。』
「…」
私は相変わらず下を向いてる。
『あと、君が突然苦しくなる理由分かった。』
「っ」
思わず柊先生を見上げた。
『ははっ。やっぱり気になってたんだな。』
「ぃゃ…」
慌てて視線を床に落とす。
『恐らく心臓神経症だな。』
「えっ?」
…しんぞうしんけいしょう?
本当に、病気だったの…
治療…、するんだよね…?
なにするんだろ…
だめだ、不安過ぎて…
『泣くことないでしょ。これは落ち着けば治るヤツだから。』
「…っ…うぅ」
