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ねぇもう嫌・・・

第25章 天邪鬼(アマノジャク)









『こんなの必要ないと思ってる?』







「っ…」







思わず目を見開いた。






柊先生が溜息をつく。






『…じゃあなんでカテーテル(管)があるの?







それ用のジェルだって。』







「…」







この部屋の入口で立ち尽くしている私。







『全部必要だから、でしょ?







国の医療費が嵩(カサ)んでいく中、誰も必要としない、そんな無駄なものを作る訳ないじゃん。』







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