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ねぇもう嫌・・・

第8章 2人目の先生





「先生ね、陽菜ちゃんに言わなきゃいけないことがあったんだ。」


「…っ?」


「陽菜ちゃんね、もう少し大きい病院で診てもらうことになってたんだ。今月から。」


「えっ?」


「大丈夫っ。診察内容はほとんど変わらないはずだから。」


「うん…」


先生はポンポンと肩を叩いて慰めてくれた。


今度は誰に診られるの?


私はたらい回しにされてるの?




最後に先生はこう言った。


「先生ね、陽菜ちゃんのこと、大事に想ってるから。」





嘘 だ 。

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