テキストサイズ

卑怯なボクは深海魚

第6章 知りたい不可思議


俺は、見渡しながら…あの木の下に向かう…




と、




見渡す俺の目が…



木の近くのベンチで止まった――――――――…






「…辻山…健太――――…」






俺の目は……




一人ベンチに座る辻山健太に…釘付けになった




――――…眼鏡…やっぱ普段はしてねーじゃん…





うつ向く辻山 健太は…


眼鏡も帽子も手に持ち公園の芝生を数える職人かのように足元を見つめピクリとも動かない




俺はそんな…




辻山 健太へと――――…足を進めた…


















ストーリーメニュー

TOPTOPへ