卑怯なボクは深海魚
第6章 知りたい不可思議
目の前には…
何かと考え深い公園が見える…
夕方とは言え…日は落ちておらず子供たちの声が聞こえる
あの日も…この前も――――…この公園に来たのは夜だった
暗くて公園の奥行きすら解らなかったが…今はハッキリと見渡せる――――…
奥に遊具が纏めて置いてあり…その近くに土を盛っただけの小山が見えた
やんちゃなガキならあの小山のてっぺんに立ち「とったど~!」と、大声をあげたくなるに違いない…
初めて見渡す公園は新鮮な感じがした
カップルもちらほらいて、公園をぶらぶらしていて…
明るい公園はなんとも健全な感じがした