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卑怯なボクは深海魚

第7章 再び木の下


情けなくて――――…自分の気持ちが落ち着かない




もっと――――…ボクが大人だったら…こんなにモヤモヤしないのだろうか…



先輩に…気づかれたく無いと思いながら――――…



気づいて欲しい…言動…




もう、訳が解らない!!




それに…ボクは――――…



先輩の格好いい姿を見て…


押さえた恋心が内側から膨らんで行くのを必死で押し戻そうとしている!




“好き”




な事に――――…蓋をする




先輩は――――…万引きを平気でしていたような悪い人だったけど






ボクの世界に――――…巻き込んでいい人ではない!!





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