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卑怯なボクは深海魚

第8章 闇が二人を近づける


こんな…気持ち――――…初めてだ…




キスを…こんな風に…感じたことはなかった





「――――ん、ん…せ…ん――――ぱい」





辻山の声が――――…俺の唇を揺らす




――――ダメ…もう少し…




俺は辻山の少しだけ開いた唇の隙間から…



自ら舌を潜り込ませた



「///んぐっ、ん!?」



――――解る…辻山が動揺している…




解るよ…



ゾクゾクする…




あの時――――…お前にあまがみされた唇は…



今でも思い出すくらい…衝撃的で







甘かった――――…










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