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卑怯なボクは深海魚

第9章 好きで…いいですか?


ボクは――――…



震える指を先輩の指に重ねる――――…




「――――…な…に?」



先輩はいきなり指を触られたのがビックリしたのかボクの顔を見つめる




「///あ、あの…少しでいいんで…


あの!電信柱まででいいんで――――…手をで繋いでいいですか?


人が来たらすぐに――――…放しますから!」





ボクの中指が先輩の指に振れている…



本当は触れてるだけで幸せ――――…なんだけど



少しだけ【欲】を、出してみた





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