卑怯なボクは深海魚
第9章 好きで…いいですか?
「――――…ふっ…いいよ」
――――フッって…笑われた…
でも“いいよ”って!!?
そして、先輩の方から――――…ボクの指をグッと手繰り寄せ…絡めるように手を繋いでくれた!!
「///あっ、先輩――――!」
「――――お前…案外…可愛いこと言うのな?」
「///なっ!!」
ギュッと指と指の間に潜り込んだ先輩の指が…“繋ぐ”を提案したボクの想像をはるかに越えていて――――…
「////あ…危なすぎです…先輩…」
と、赤面せずにはいられなかった!!
そんなボクを知ってか知らずか…先輩はまた…
フッ――――…って、笑った