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卑怯なボクは深海魚

第1章 見なかった事には出来ない


すると…先輩は駅の手前にある公園のベンチに座った





ほどなくして…先輩は、頭を掻きむしり大きくため息をつき…




カバンから――――…あのお菓子を取り出した!!







と、――――…そっと近づいたボクは、後ろから先輩の手を掴んだ!






「!誰だ!!」




先輩の驚く声と「先輩!!」と、声をかけた僕の声は重なり――――…




誰もいない公園に沈音となり消えた





「――――先輩…何してるんですか」





ボクは…



お菓子を掴んだ先輩の手を――――…ギュッと掴んだ…





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