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卑怯なボクは深海魚

第10章 違和感のある感情


「ねぇ…今日は一緒に帰れる?」



――――…あ…めんどくさいのが来た…



俺は休み時間に自分に話しかけてきた彼女のクネクネした態度に引く――――…


しかも…毎回引き連れている…友達か?取り巻きか?が彼女の後ろに毎回スタンバっている



「あ、ごめん――――…今日は…」



「え~…部活引退したから…沢山一緒にいられると思ったのに…」



――――バカか?能天気な女だな…お前は受験しないのか?



「ごめんな?行きたい大学…頑張らないとヤバイんだ」




――――…彼女には▽大を、受験することは言っていない…


面倒臭いし…付きまとわれると思うとウザくて吐きそうになる



「春太って――――…どこの大学受けるの?頭いいんだし…〇大とか?□大とか?スポーツ推薦とかなや…◎大とか?」




「ハハハ!落ちたらカッコ悪いし…秘密だよ」





――――誰がお前に言うかよ…言ったら…世界中に広がるだろ…




「彼氏君なら、大丈夫だよ~!絶対受かるよ~!」




――――取り巻き…ウザ!!うるさい…



「サプライズで同じ大学かもよ!!?」




――――…はぁ?このお友だちと言う名の取り巻きはバカなのか?



俺が、お前たちが行くような低い大学受ける分けないだろ?!



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