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卑怯なボクは深海魚

第1章 見なかった事には出来ない


本当は――――…


こんな風に…先輩と話したかった訳ではない…




本当は――――…



こんな形で先輩と、向き合いたくなんか無い…





でも――――…




ボクは、見てしまった…




ボクは、知ってしまった…





ボクは、先輩に…触れてしまった…







「――――…誰にも…言いません…



黙っていますから――――…キスしていいですか?」






ボクは…本当に最低な人間だ――――…





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