卑怯なボクは深海魚
第14章 これは…デートですか?
「な、何って!さっき――――…あの子に、言ってたじゃないですか!」
ボクは散らばるテーブルを見つめ…
ただただ虚しくて…泣きたくなる
「は?辻山大丈夫か?」
「えぇ…大丈夫です――――…早く…彼女さんの所に行ってください…
すみません――――…気がつかなくて…予定あったのにあんなコトしてしまって…」
ボクは自分の荷物を纏め――――…その場を離れようとした
「お金――――…ここに置きますんで」
「は?辻山?――――…は?!」
ボクはファミレスを出た――――…