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卑怯なボクは深海魚

第16章 積らぬ雪の運命


学校で視線が合えばドキリとしていのに――――…



今では…安心を通り越し当たり前の男友達のような…



なんて、表現したらいいか解らない…



不思議な感覚になる――――…




友達じゃないのに…友達のような…



恋人なのに…恋人じゃないような…




求めたら応じるような…応じないような…



――――…解らない…



…可愛くもあり…怖くもある…




辻山の笑う瞳の奥が…



俺を求めている……








でも――――…俺からは…



どうしても…前に進む事が出来ない…







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