卑怯なボクは深海魚
第2章 止まらぬ震え
ー長谷川sideー
後輩に――――…唇を奪われて
2日…
俺は学校で――――…あの後輩を探している…
何度か…掃除の時間帯にゴミ捨て場で見かけたことのある…後輩――――…だと…思う
ゴミ箱にクラスが書かれていたはずなのに…そこまで見ていなかった自分が悔やまれる
「クソ…今日もいない――――…本当に…うちの学校の後輩だったのか?」
学年で別れている制服のネクタイの色を便りに…
ネクタイを見ては…顔を確認する…を
あれから2日間繰り返している
会って――――…どうこうしようって事はないが…
俺の不安は――――…
アイツを見つけないと…収まらない気がした
アイツの事を信用していないって――――…事なんだろう