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卑怯なボクは深海魚

第2章 止まらぬ震え


それにしても――――…震えが止まらない…




震えの様子から…酷くはないが…




今日もサッカー部は練習がある…近い試合に備えて監督は気合いが入っている



それもそうだ…2連覇がかかっているんだ…甘い練習な訳がない




だが、監督の期待が注がれれば注がれるほど…俺の震えは激しくなるのだろう…



俺はため息を――――…つくのさえては押さえた



笑顔と余裕な表情――――…これが俺だ…




今は無理してでも――――…笑え





笑え――――…






まだ、耐えられる震えだ――――…




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