卑怯なボクは深海魚
第4章 不愉快なオアシス
「///さ、最近――――エッチも…キスも…していないよ?」
――――あ…忘れてた
後輩とのキスは思い出すのに…彼女とのキスはあまりにも薄くて忘れていた
「――――…そう…だった?本当に試合に集中してて…なんかそんな気になれなくて…ごめんな?」
――――…とりあえず謝っておく…
そのうち…この子も俺がつまんないヤツだと気がついて浮気すんだよ
フルより――――…面倒臭くなくていい
1番卑怯なやり方だが……
「――――…そっか…明日、試合だしね…準決勝だっけ?頑張って――――…」
彼女は、俺から弁当を取り上げて屋上から出ていった
構って――――って、背中が叫んでいたが…
無視した