jump
第1章 夢
カアッとなりながらもアタシは
「本当にすいませんでしたっっっ」
と逃げるように走りさろうとすると
「名前くらい名乗っとけや」
えっ?怖いんですけど…
「泉…鈴子でふ…」ゲっ噛んじゃったよ
「お前さ」
えっ?お前って名前言った意味ないじゃん
「ふくらはぎ擦りむいてる」
えっ?ぱっとふくらはぎを見ると軽く本当に軽く擦りむいてた
「あっ大丈夫です
本当にすいませんでした」
またアタシは逃げるように走って…んー?逃げた
バタバタバタ…
「おっと速いねあの子走るの
部活にいくんだろーな!!この時間じゃ」
「顔真っ赤だったね」
「あんな慌てて行くってことは
陸上部やろ?厳しいの陸上だけやろ?」
ヤバーイやばいヤバイ
遅れたら校庭走らされるだけで
ハードル一回も跳ばしてもらえないよぉぉぉ