風鈴の夏
第1章 俺と夏
翌朝、起きた俺は違和感を感じる。
時間は8時。
いつもなら母さんも父さんも家にいる時間なのに誰も家に居ないのだ。
俺は首を傾げながら大学に行く準備をして外に出る。
「え?えぇっ!」
俺は驚いた。
昨日までスーパーマーケットだった場所が田んぼに、駐車場だった場所が畑なのだ。
一体、一晩で何が?
しかし、誰も違和感が無いような顔をしているのを見る限り俺の身に何かが起きたらしい。
俺はまだ夢を見ているのだろうか。
取り敢えず家に帰る、そしてカレンダーを見て腰を抜かしかけた。
日にちは
2001年7月7日
「15年前の今日?」
全く何が起こったか訳が分からない。
ただ今、俺がいる時間が本当に2001年だとしたらあの町の様子も頷ける。
しかし、問題は俺の姿が変わって無いのだ。
20歳のままなのだ。
家も変わって無い。
俺の目に風鈴が止まる。
「…まさかね。」
この風鈴が原因なんてバカげてる。
時間は8時。
いつもなら母さんも父さんも家にいる時間なのに誰も家に居ないのだ。
俺は首を傾げながら大学に行く準備をして外に出る。
「え?えぇっ!」
俺は驚いた。
昨日までスーパーマーケットだった場所が田んぼに、駐車場だった場所が畑なのだ。
一体、一晩で何が?
しかし、誰も違和感が無いような顔をしているのを見る限り俺の身に何かが起きたらしい。
俺はまだ夢を見ているのだろうか。
取り敢えず家に帰る、そしてカレンダーを見て腰を抜かしかけた。
日にちは
2001年7月7日
「15年前の今日?」
全く何が起こったか訳が分からない。
ただ今、俺がいる時間が本当に2001年だとしたらあの町の様子も頷ける。
しかし、問題は俺の姿が変わって無いのだ。
20歳のままなのだ。
家も変わって無い。
俺の目に風鈴が止まる。
「…まさかね。」
この風鈴が原因なんてバカげてる。