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あゆはえっちな下着のモデルさん☆

第3章 電車で……

くすくす笑う男性は、口ではいやらしい事を言いつつ、すっかりめくれた私のワンピースの裾を引っ張ってくれた。

これが変態紳士か?!
リアル変態紳士か?!

「あっ、ぁっ、ありがとうございます」
「いいえ。そんな丸見えのままだと、いくら僕でも襲っちゃいそうでしたからね」

それでも良かったのに、と思う私がいる。
ほんとにスケベだよね。
自覚はしてるよ。

そしてそして、ずっと気になってることがある。
この男性、どこかで見たことがあるような、気がする……。
でもこんなに爽やかな素敵な人、一回会ったら忘れるわけがないと思うんだけど。
見たことあると言うか、声とか、なんとなくの雰囲気とかに懐かしさを感じた。

「……」
「なんですか、その物欲しそうな顔は」
「っ?!そ、そんな顔してません……」
「嘘。貴女、相当などスケベでしょ?普段も、下着も付けず、すけすけのお洋服で男性を誘ったりしているんでしょ?」
「なっ、な……!」
「しかもコスプレえっちが好きときた。これはもう確定ですよね?」

なんで知ってるの?!
私の性癖!!
やっぱり初対面じゃないかもしれない。
そういう界隈で、一度会ったことがあるのかもしれない……。

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