テキストサイズ

笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



東京に帰ってきてすぐ皆に連絡した。



雅『お土産何だろ?楽しみ〜♪』


潤『お帰り。リフレッシュ出来た?』


和『子作り旅行の成果、出るといいですね?』



三人三様の返信に頬が緩む。



智「みんな、何て?」



俺のスマホを覗き込んだ智くんの眉がヘの字に寄る。



智「……ニノ、お土産いらねぇのかな?」


「ははは…。」



結局、お土産は打ち合わせの席でみんなの手に渡った。



智くんはニノの返信に対してずっとブーブー言ってたけど当のニノはどこ吹く風。


が、いざお土産を手にしたニノが智くんにお礼がてら頬にキスをすると智くんの機嫌はもう治ってた。



おまけにちょっとテンションが上がった智くんが相葉くんとじゃれ始めたタイミングでニノが俺の隣に座る。



和「大野さん、て簡単ですよね〜。」



ニノの言葉に同意も否定もせず質問で返した。



「そういうニノはどうなの?上手くいってるの?」


和「なっ…なんの話?」



ニノは目の前でじゃれ合う二人から目をそらした。



「ニノも行ってきたらいいよ?無人島キャンプ。深まるから?」


和「……遠慮しときます。」


「そっか…」



子どもみたいにはしゃぐ二人を眺めていたら、笑顔の智くんが俺に向かって手招きした。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ