テキストサイズ

笑い、滴り、装い、眠る。

第6章 可愛いあの子は1コ下



智side


「はい、翔くん、召し上がれ?」


翔「わっ!旨そ!」



この日は翔くんの誕生日。


だから、夕食も腕によりをかけて奮発してしまった。



翔「やった♪俺の好きなもんばっか。」


「松潤ほどじゃないけど、翔くんの好きな魚介系でまとめてみました。」


翔「あー、もう、やっばいなあ…どれから食おう?」


「ふふっ。ゆっくり考えたらいいよ?時間はたっぷりあるんだし?」



おいらはたらふく飲んで食べた翔くんをおいしくいただくだけだし。



翔「あれ?智くん、もう食べないの?」


「ん?もうお腹いっぱい♪」



ちびちびと飲んでいるおいらを気にかけてくれる優しい翔くん。



おいら、ほんのり赤みのさした頬っぺたが可愛い翔くんを見ているだけでお腹いっぱいだよ?



翔「何?俺の顔になんかついてる?」


「ん?可愛いなあ、と思って?」


翔「んもー、智くんてば、照れるじゃん?」



ますます赤くなる翔くん。



酔い潰れるまで待てない!



照れ隠しに口にしたグラスを咄嗟に奪い取ると、



さらに色っぽくなった翔くんの唇にキスをした。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ