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5色の星☆アソート

第24章 ALIVE SM 6 翔


6-1

松潤の大きな瞳が 見る間に水っぽくなり、
ぽろりと大粒の涙が頬を伝う

綺麗だな、なんて見惚れた時には 
その顔がぐんと近づいて来ていた


多分、避けようと思えば避けられたんだ
「バカなことするな」って


でも 俺はそのまま松潤の口づけを受け入れた

唇が重なる寸前、大きな瞳は閉じられ、その拍子に、押し出されるように また一粒、涙が零れる。

俺は 瞬きもせずに、伏せられた睫毛がちりりと震える様子を見つめていた



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