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5色の星☆アソート

第43章 インロックと合鍵と俺 SN4 翔



『どうぞごゆっくり』

サーブを終えたギャルソンが 
一礼して静かにドアを閉めた後

再び口を開きかけたニノは
思い直したようにカップを口に運んだ


「・・うま・・・」
「・・・・・・」


俺の好きだった低い声
でも、俺が今一番聞きたいのはこの声じゃなくて


もっとか細くて・・・
もっと甘くて・・・
途切れ途切れ 擦れそうに俺の名を呼ぶ声なんだ








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