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5色の星☆アソート

第61章 嵐王国物語3 ~今、愛を歌おう~



それでも、1人で眠る夜に
王妃が思い出すのは 決まって王様のことでした。


「私はやっぱり王様のことを愛しているのだわ
王に愛されず、淋しい気持ちを若い恋人で埋めようとしているのね」


ジュンジュンが現れる前の王様は本当に優しく、
自分を愛してくれていた。
私たちはあんなにも深く愛し合っていたのに。


今ではもうジュンジュンを恨む気持ちは無いものの
やはり寂しさは胡麻化せません


王妃の涙がしとしとと枕を濡らします。






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