
5色の星☆アソート
第64章 いっしょだと最高! AN3 ニノ
現実は 何もかもが想像よりずっと甘かった
相葉さんの綺麗な瞳の色
相葉さんの蕩けるような囁き声
掌からはきっと媚薬が出ているに違いない、と思うほど
触れられたどこもかしこもが熱を持ち甘くしびれる
身体を貫かれる痛みさえ 俺にとっては甘く切なく
何よりも尊いプレゼントのように感じたっけ
この時だけだとわかっていても
幸せで幸せで まるで夢のようだと思った
夢でもいいから この幸せがずっと続いて欲しい
そんなセンチな事を願う俺に
自分で失笑する毎日
だけど、わかっていたんだ
夢はいつか覚める
そして その時は突然やって来た
