
5色の星☆アソート
第64章 いっしょだと最高! AN3 ニノ
「どうぞ」
「ありがとう・・・」
こくん、とコーヒーを飲んだ相葉さんの喉仏が
くっと上下するのについ見惚れてしまう
「うん、美味い」
嬉しそうに微笑む顔がめちゃくちゃカッコいい
こんなに嬉しそうな顔をするなら
やっぱりコーヒーメーカーじゃなくて
ちゃんとしたのを淹れてやればよかった
次はきっと・・・
そう思って あぁ、と気づく
次なんてあるのかな
相葉さんがまたここへ来る、なんてことが
もう逃げられない
今度こそ覚悟を決めた俺は
相葉さんの向かい側の椅子を静かに引いた
