
5色の星☆アソート
第68章 My sweet honey SM1 翔
それでも、俺は昔の俺じゃない
以前ならムスッと黙り込み、無言の圧力をかけまくるか
場合によっては、もっともらしい理屈をこねくり回し
がちがちに固め上げた正論を振りかざして
体よく流星を追い払っていたけれど
今は違う
たとえ二人が楽しそうにくっついていても
不機嫌を顔に出すほどガキじゃない
そうだ、俺は成長したんだ
それに俺は潤を信じてる
嫉妬なんてするわけない
潤に懐く後輩の事も、別に気にしない
そう、この調子だ
この程度の漣
海より広い心の俺にとっては何てことない
アルカイックスマイルで 乗り切るぞ
