
5色の星☆アソート
第11章 目覚めたら SN6 ニノ
6-2
身体がビクッとするほど驚いた。
だって夜中の2時だよ?
酔っぱらいが誰かの家と間違って押してんじゃないだろうか?
でもモニターに映ってる姿は・・・
「翔ちゃん?」
エントランスのロックを解除して 玄関ドアの鍵も開ける。
ドキドキしながら足音が近づいてくるのを待つ。
ドアスコープで確認して 翔ちゃんがインターホンを押す直前にガチャリとドアを開けた。
「お・・・びっくりした・・・今晩は・・・てかこんな時間にごめん・・・もしかして寝てた?」
「ううん・・・どうぞ・・・入って・・・」
「・・・お邪魔します・・・」
今のコーヒー飲めるかな・・・苦くなってるかも・・・
「ちょっと待ってて・・・コーヒー淹れるから・・・」
「いいよ、ニノ。何もいらない」
「・・・・・・」
